こんにちは!事務員です。
建物の見た目は壁や窓で決まりますが、その中身を支える「骨組み」があることをご存じでしょうか?その骨組みに使われているのが 鉄筋です。
今回は、普段なかなか目にすることのない「鉄筋」の重要な役割についてご紹介します♪
鉄筋とは何か?
鉄筋とは、鉄でできた棒状の材料で、コンクリートの中に組み込まれて使用されます。単体では曲がりやすいコンクリートですが、鉄筋を内部に入れることで「曲げ」や「引っ張り」に強くなるため、建物の強度が格段に上がるのです。
このように、鉄筋とコンクリートを一体化させた構造を 「鉄筋コンクリート(RC構造)」と呼びます。今や、戸建て住宅から高層ビル、橋梁、トンネルまで、あらゆる建築物で使われている構造です。
鉄筋の役割は「力を分担する」こと
コンクリートは「圧縮」には強いが、「引っ張り」には弱いという性質を持っています。一方、鉄筋は「引っ張り」や「曲げ」にとても強い素材です。
この2つを組み合わせることで、それぞれの弱点を補い合い、地震や強風などの外力に対してもしっかり耐える構造になります。
つまり、鉄筋は建物の強さを支える重要な存在なのです。
鉄筋工事が正確であることが、安全につながる
どれだけ質の高い材料を使っても、鉄筋の配置や施工がずれていれば意味がありません。ミリ単位の正確さが求められる鉄筋工事は、建物の安全性そのものを左右する作業です。
図面通りに正確に組み立て、しっかりと結束することが、長年にわたって建物を守るための第一歩です。
鉄筋は「見えないけれど、なくてはならない」
建物が完成すれば、鉄筋はすべてコンクリートの中に隠れてしまいます。しかし、その中でずっと建物を支え続けているのが鉄筋です。
私たちの仕事は、見えないところで人の命と暮らしを守る、いわば「縁の下の力持ち」。その責任と誇りを胸に、日々の作業に取り組んでいます。
最後に
鉄筋は、建物の「安全」「耐久性」「安心感」を支える、なくてはならない存在です。今後、建築現場や新しい建物を見るとき、少しだけその中の「鉄筋」にも思いを馳せていただければ嬉しいです。
今後もこのブログでは、建築に関するさまざまな知識や現場の裏側、社員のリアルな声を発信していきます。
ご興味のある方はぜひご覧ください!